こってりラーメンが各地で隆盛の昨今、「らーめん弁慶」さんといえば「東の横綱」。だと体験じゃぱんは思っています。
創業40年、一途に味を守り続け、ラーメンのオールドファンに根強い人気を誇ります。
浅草本店で、伝統の背脂ラーメンを、がっつり堪能してきました。
スリッピーな床こそ、極上背脂ラーメンの証 !
お店に足を踏み入れれば、黄金色に輝くコンクリートの床に感激! 絶妙のつるつる具合に、長年の脂が染みついていることを実感させられます。
きれいに掃除されているので、ベタベタとしたイヤな感じはありません。むしろ滑り具合が心地よいです。
弁慶さんは、背脂ラーメンのパイオニア。年季が違うんです!!
「らーめん」はタクシーの基本料金と同料金
看板メニューの「らーめん」は、こだわりのとんこつしょう油スープで、一杯730円。
「らーめんの値段をタクシーの基本料金と同じにする」が、長年貫いてきたお店のポリシーです。
朝4:00まで営業している弁慶さんは、深夜、お腹を空かせたタクシー運転手さんたちに愛されてきました。らーめんの料金設定は、お客様とともにあるお店の心意気でもあります。
麺が見えないほどたっぷりのモヤシは、こんもりと5cmは盛られています。総重量は200g! 野菜不足になりがちな独身男にはうれしい限りです。
背脂たっぷり! でもしつこくない!!
最大の特徴であるとんこつスープをいただきます。ほら、真珠のような(?)の背脂がたっぷり浮いていますね。
ギットギトのスープを想像しますが、一口含んでみると意外に脂っぽくない!
背脂が足りなかったのかと、もう一口レンゲですくって飲んでみます。
が、結果はやっぱり同じ。背脂の塊が、口に入るとあっという間に消えてしまうんですね。
こってり味なのは間違いありません。でも、見た目から想像するようなしつこさがないのです。
深みのあるコクが口に広がり、もう一杯、もう一杯と、後を引くスープです。
中太のちぢれ麺によく絡みます!
背脂の消費量は驚きの1日60kg!
厨房にお邪魔すると、まず目に飛び込んでくるのがこの背脂! 店長の藤田さんによれば、1日に60kgは使うそうですから驚きです。
伝統のスープは、豚骨、豚肉、豚の頭、鶏肉、タマネギ、ショウガ、ニンニク、を寸胴で7時間煮込みます。
しょう油ダレを注いだどんぶりです。この後、彼はとんでもない目に遭います。
ご覧ください! この豪快な背脂シャワーを!!
「うひょー、最高に気持ちいいぜぇ!!!」というどんぶりの声が聞こえてきます。
オーダーが入ってから、仕上げの直前に「チャッチャ」と、ざるに乗せた背脂をスープの中に投入。すると、あの美しいスープができあがります。
寸胴で煮込んでしまうと、背脂はすぐに溶けてしまうのです。
15~17:00は大盛サービス! お昼時は半チャンセットがお得です
らーめんの麺は180g。大盛は2玉分で、15:00~17:00は無料になります。
もやしと大盛の麺を合わせれば560g! 相当な食べ応えです。
また、11時から14時までは、浅草本店限定で半チャーハンと麺類のセット が1000円に。
普通盛りのらーめん一杯でもお腹いっぱいになりそうですが、さらにたくさん食べたい方は、ぜひその時間帯のサービスメニューをチョイスしましょう。
店長の藤田さん(左)、スタッフの鈴木さん(右)が、心を込めてらーめんをつくっています。
言問橋から1分、東京スカイツリーが美しい!!
らーめん弁慶浅草本店は、浅草寺の裏手、言問通り沿いにあります。隅田川にかかる言問橋はすぐそこです。
言問橋は、東京スカイツリーを真正面から見られるビュースポット。
弁慶さんを訪ねる際は、ちょっとだけ寄り道して、橋の上から堂々たるスカイツリーの姿を撮影してはどうでしょう?
店名:らーめん弁慶浅草本店
URL:http://www.ramenbenkei.com/
住所:東京都台東区花川戸2-17-9
主なメニュー:
らーめん 730円
みそらーめん 780円
チャーシューめん 1030円
支那そば 730円