浅草の目抜き通り「雷門通り」。
古い音楽ファンを中心に、絶大な人気を集めているのが「音のヨーロー堂」さんです。
独特かつ昔懐かしいスタイルで、その名は浅草のみならず全国に知れ渡っています。
音のヨーロー堂とは? 雷門から30秒、大正元年創業のレコード店
雷門前の観光客と人力車の混雑を通り抜けて30秒、渋いたたずまいのレコード店です。
創業はなんと大正元年! 時代を感じる一枚をお借りしてきました。
現在の店主・松永好司さんは4代目で、生粋の浅草っ子。老舗の歴史を守りつつ、新たなチャレンジを続けています。
浅草ならでは! 独特の店頭ラインアップ
ヨーロー堂さん(に限りませんが)に一歩足を踏み入れて思うこと。
「レコード屋さんに入ったのは何年ぶりか……」
ダウンロード中心の音楽生活を送っていると、楽曲を店頭で買うという行為にさえ懐かしさを感じます。
しかし、実際にヨーロー堂さんの店内を歩いてみると、まったく新しいレコード屋さん体験をしている気分になっていきます。
演歌や昭和歌謡の渋いセレクトが中心である――確かににその通りですが、それだけではありません。
「例えば、誰もが知る大人気グループがあえて置いていなかったり。その分、ウチじゃなきゃできない品ぞろえを心がけている」と松永さんは言います。
ヨーロー堂さんの「浅草的音楽」とは?
では、ヨーロー堂さんしかできない品ぞろえとはなにか? それこそが「浅草的音楽」の提案です。
松永さんの言葉を借りれば、
「浅草に来たことのある人は誰もが思うなんか懐かしくて楽しく、そして心がうきうきする気持ち。そんな気持ちにさせてくれる音楽」
とのこと。
古き良き下町の風情を感じさせ、聴き手が思わずエキサイティングしてしまう音楽ではないか、と体験じゃぱんは理解しました。
例えば、こちらの何だかよくわからないけど楽しそうなコーナー。
「エノケン」「古川ロッパ」なんて言われても、正直ピンと来ないのですが、なんだかワクワクさせてくれます。
ちょっとあやしいところも浅草っぽい!?
体験じゃぱんが、限りなく敬愛する寅さん(「男はつらいよ」)の“サウンド寅ック盤”も発見しました!!
ヨーロー堂さんが強烈に推しているロックバンド「浅草ジンタ」さん!
店内の棚を物色していると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
2階ステージで演歌歌手出演のキャンペーン開催
さて、ヨーロー堂さんが持つもうひとつの顔が、「浅草演歌定席」です。
入口のあやしげな(?)階段を上がっていくと、
そこにはステージと客席が!
演歌歌手が新曲のキャンペーンなどにやってきて、ファンと触れ合えるスペースになっているのです!!
体験じゃぱんは、幸運にも「山形のひだまり娘」工藤あやのさんのキャンペーンを取材させていただきました!
新曲の「故郷さん、あいたいよ」を含む4曲を熱唱。
“乗合バスは 丘越え野越え町から村へ
じいちゃんばっちゃの お喋りのせて
故郷さん、故郷さん、あいたいよ”
この距離で生歌! 興奮しますね。
じいちゃんばっちゃの お喋りのせて♪
あたたかなフレーズが、伸びやかな歌声に乗って、胸に迫ります。
CDの購入はぜひヨーロー堂さんで。こちらの電話番号から通販も受け付けていますよ。
音のヨーロー堂電話番号:03-3843-3521
この後、握手会や撮影会も開催されます。
(こんな感じでツーショット写真が撮れます。松永さんにモデルをしていただきました)
アーティストにより異なりますが、基本的には整理券をもらってCDを買えば参加OK。
イベントの予定は、ヨーロー堂さんのホームページで紹介されています。
そうそうたるメンバー! 週2~3回のペースでは開催されています。
ヨーロー堂さんは、知る人ぞ知る浅草のエンタメスポットなのです。
工藤あやのさんに聞くヨーロー堂とは?
さて、そんなヨーロー堂さんですが、歌い手さんにとってはどんな存在なのか、あやのさんにお聞きしてみました。
「浅草のヨーロー堂さんといえば老舗中の老舗。たくさんの先輩が、ここで歌ってきました。
演歌歌手なら、誰もが通る道です。
ヨーロー堂さんに初めて伺ったのはまだ学生の時。レッスンの帰りに、清水博正さんのキャンペーンを父ちゃんと見に来たんです。すっごい感動しました!
自分もいつかここで歌えたら、とあこがれていたら……。
2014年1月29日、私がデビューしたその日に、ヨーロー堂さんで歌わせていただいたんです!
今もこうしてキャンペーンに伺ったり、こっそり先輩のキャンペーンを聞きにきたりと、お世話になっています。
私にとって、とても大切な場所です。
CDを買いにくることもあります。松永さんは、すごく気さくに話しかけてくださるので、また来たくなっちゃうんです」
訪れた歌い手さんがステッカーを貼っていきます。
たくさんの夢と希望がしみこんだヨーロー堂さんの舞台裏です。
店主の松永さんのステキな声も気になる
そんな松永さん、このスレンダーなスタイルに粋なファッション。
トークはざっくばらんで、バリバリやってる(落語に出てくるような遊び人のほうではなく)の老舗の若旦那といったイメージがぴったりです。
そして、声がステキなんです。低く通りの良いダンディなお声!!
聞けば、ヨーロー堂の4代目としてだけでなく、アナウンサー、レポーターとしても活躍されているとか。
大納得です。
オリジナルアイテムがかっこいい!
ヨーロー堂さんには音楽以外にも注目ポイントが。
ちょっぴりレトロなデザインの、オリジナルアイテムがとってもクールなんです。
たとえばビニールの買い物袋だって、こだわっていますね~。
ヨーロー堂さんで買い物すればゲットできますよ!
販売商品もあります。こちらはオリジナルエコバッグ1,000円とTシャツ2,000円。
アーティストでなくレコード屋さんのオリジナルグッズって、めずらしいですよね。
こちらも、CDと同じく電話でお取り寄せができます。
音のヨーロー堂電話番号:03-3843-3521
ヨーロー堂へのアクセスと営業時間、定休日など
ヨーロー堂さんへお越しの際は、ぜひこちらをご参考に。
店名:音のヨーロー堂
Twitter:https://twitter.com/yorodo
電話番号:03-3843-3521
営業時間:10:30〜18:30
住所:東京都台東区浅草1-3-6
今度東京さ行ったら、必ず寄りますのでよろしくお願いいたします。
今、東京旅行している知り合いグループが、明日は自由行動と言っていたので、浅草に行ってヨーロー堂にも寄る様にメール打っても良いですか?
もちろんです! ぜひお願いします!! 浅草について何かお知りになりたいことがありましたら、ぜひお問い合わせください!
ちょっと勘違いしているかな?
昔、50年前頃は雷門にサテスタが有り、ガラス箱の中スタジオで円鏡さんが、話して居られたのを思い出しました。