浅草の名所を、無料で案内してくれるガイドさんをご存じでしょうか?

浅草文化観光センターを拠点とする台東区公認の観光ボランティアガイドさんです。

観光ボランティアガイドのシステムとは?

台東区観光ボランティアガイドでは、浅草や上野、谷中などをめぐる17のコースを用意しています。

とはいえ、こちらはコースのサンプルと考えたほうがよさそう。

ひとつひとつのコース内容が充実していて、一気に全部回るのはほぼ不可能。それに、リクエストすればコースにない場所も案内してくれます。

1回のガイドは2時間以内、申し込みは2名以上です。

FAXで10日前までに予約が必要。

FAX:03-6673-3046

問い合わせは以下までどうぞ。

電話:03-3842-5599

行きたいところ、してみたい旅を相談してみましょう。

また、土曜、日曜は、浅草で「フリーガイド」が行われています(祝日と年末年始、東京マラソン、三社祭、浅草サンバカーニバルの開催日を除く)。

11時~、14時~の各2回、浅草文化観光センター集合で先着20名を受け付けています。

こちらは予約が不要で、浅草寺や仲見世、雷門など浅草の名所を、約1時間かけて案内してくれます。

2時間の雷門~仲見世~浅草寺ガイドを体験

浅草寺なんてネットやガイドブックにたくさん情報が載っているし、案内をお願いするメリットあるの? と思っている方、それは大きな間違いです。

体験じゃぱんは、台東区観光ボランティアガイドの伊藤さんに、雷門から仲見世、浅草寺というド定番コースをガイドしてもらいました。

雷門前に集合して早速スタート。

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ガイドさんのユニフォームです。「江」「°(度)」の下にマッチ。「えどしたまち」といういかしたシャレで先制攻撃!

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雷門をぐるりと一周まわるだけでも、たっぷり豆知識を教えてくれます。

「大提灯がたたまれることがあるんですよ」と伊藤さん。三社祭の神輿が通る際、本当に提灯がたたまれている写真を見せてくれます。

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雷門の向かいにある浅草文化観光センター。新国立競技場と同じ隈研吾さんの設計だそう。そういえば、木材の印象的なデザインがよく似ています。

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江戸時代の浅草を描いた鳥瞰図。仲見世を歩きながら、その成り立ちを教えてくれます。

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今の隅田川から観音像を見つけた漁師の物語も。浅草寺の起源となる有名なお話しです。

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葛飾北斎が描いた宝蔵門を、今の宝蔵門の下で。

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いよいよ浅草寺境内へ。伊藤さんが持っているのは、戦災で焼けてしまった浅草寺の写真。変わり果てた本堂とご神木の様子。時を経て、日本はすっかり平和で豊かな時代になりました。

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五重塔のベストビューポイントに石で目印が置かれています。境内はくまなく取材したつもりの体験じゃぱんでしたが、こんなものがあるなんて初めて知りました。お恥ずかしい。

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ほかにも、浅草神社や二天門など、たっぷり2時間かけて名所を回ってタダ!

最後に、意外と知られていないこんな絶景も案内してくれます。

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浅草文化観光センターの8階展望テラスです。

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正直に申し上げると、スタート前は雷門~浅草寺だけで2時間は長すぎるのではないかと思っていたのですが、とんでもない! とにかく知識がすごいので、退屈することがないのです。

特に、2度目、3度目で深く知る浅草観光におすすめです。伊藤さん、ありがとうございました。