近年、女性を中心に人気が高い今戸神社。

神職の市野智絵さん(上写真)たちが、由緒ある神社に女性らしい趣向を凝らしています。

境内を散歩するだけでも楽しいですし、ありがたいご利益も有名です。

ご利益は縁結び!果たして効果は??

今戸神社は、なんと言っても「縁結び」のパワースポットとして有名です。
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ご祭神の「イザナギノミコト」と「イザナミニノミコト」は、日本の神話で初めて結婚した夫婦の神様。
名物のカップル招き猫は、「ナギ」ちゃん、「ナミ」ちゃんと、ニックネームが付けられています。
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参拝者は、取材した限りでは、女性が圧倒的に多いようです。
神頼みだけではありません。2008年から「縁結び会」を開催しています。
1回30人ほどの男女が集まり、祈祷を受ける→全員と1対1で話す→フリータイムといった流れ。
そもそも、縁結びのご利益がある今戸神社に、良縁を求める男女が集まり、祈祷まで受けてから出会うわけです。
縁結びの効果は絶大なはず。
「わかっているだけで、いままで60組以上のカップルが結婚しています。ラブラブでお礼参りにいらっしゃる方も多いですよ」と市野智絵さん。
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今戸は招き猫発祥の地

すでに良縁を得ている方、今のところ縁結びに興味がない方でも、今戸神社は楽しいところです。
見どころはやっぱり「招き猫」。
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2匹仲良くくっついているのが、縁結びで有名な今戸神社らしいところ。
今戸神社は招き猫発祥の地と言われています。由来はこんな昔話。
“江戸時代の終わり、浅草にひとりのおばあさんが住んでいました。
たいそうかわいがっていた飼い猫がいましたが、あまりに貧しいため、とうとう手放してしまいました。
すると、猫がおばあさんの夢枕に立ち、「自分の姿を人形にしたら必ずや福徳を授かる」と告げたそうな。
おばあさんは招き猫の人形を作り、浅草寺の参道で売り出すと、空前の大ヒット商品になったとさ。”
今戸神社は、とにかく猫がすごいんです。

社殿の巨大招き猫と招きザル

お賽銭箱の向こう側、社殿内陣には巨大な招き猫が!!

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2016年の干支のサルまで招いてくれています。

「なで猫」を待ち受けにすると願いが叶う

社殿に向かって左側、石づくりのカップル招き猫がいます。「なで猫」といいます。
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なで猫をなでなでして写真をパシャリ。携帯の待ち受けして願い事をすると、叶えてくれるのだとか。
体験じゃぱん読者の皆さんに上の写真をプレゼントしましょう!
どうぞご自身の待ち受けにお使いください。

さらに幸運がやってくる!? 白猫の「ナミ」ちゃん

今戸神社を取材中、市野恵子さん(宮司婦人、智絵さんのお母さん)が、
「ラッキー猫ちゃんが来たよ! 写真撮って!!」
と教えてくれたのが、白猫のナミちゃん。
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いつやって来るか分からないナミちゃん。境内で出会った人は幸運になると言われています。

お守り、おみくじも招き猫

ご想像の通り、猫をデザインした授与品も大人気です。
大人気の縁結びお守800円。
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開運・厄除・金運の願いが込められた3連招き猫500円。これは欲張り! そしてかわいい!!
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こちらはおみくじ300円。かわいい招き猫が入っています。
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恋愛を占ってくれる恋勝みくじ200円も、猫の巫女さんがデザインされています。
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ちなみに、体験じゃぱんも恋勝みくじを引いてみました。
「おすすめデートは動物園。動物にふれると、ふたりの愛はやさしく包まれる事でしょう」
貴重なアドバイス、ありがとうございます!!

招き猫の丸絵馬

今戸神社の絵馬は、ちょっと変わった形をしています。
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そう、丸いんです。
縁結びを「円」とかけ円形になっています。
赤いふちどりは、「赤い糸で”縁”が結ばれますように」という意味です。
こちらは、良縁の成就した人たちが報告としてお納めする絵馬。
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御朱印帳も招き猫

昨今大ブームの御朱印。取材当日も、御朱印ガールがたくさんお参りに来ていました。

今戸神社はオリジナルの御朱印帳をつくっていますが、こちらも招き猫がデザインされています。

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なお、この御朱印帳や授与品、ナギちゃんナミちゃんの招き猫などは、多くを宮司の市野さん一家でデザインしています。

市野智絵さんは、神職であり、イラストレーター・漫画家としても活躍しているんです!

いったい何匹猫がいるのか??

その他にも、こんなふうに境内はいろんな猫で埋め尽くされています。
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体験じゃぱんは、何匹いるのか数えてみました。
絵馬やお守り、その他授与品、社務所の飾り物は数え切れないので外しています。
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↑これはたぶん犬。
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結果は91匹!!
茂みに隠れていた黒猫、白猫はじょうろです。残念ながら、今戸神社では売っていないので、ネットショップなどで探してみてください。

ミ○キー大丈夫?

さて、こんな猫だらけの境内。お休みするのにちょうどよい椅子があります。
背もたれを見てみると・・・・・・
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あの有名なマウスがデザインされています。猫だらけの境内で、大丈夫かなあ・・・・・・

まとめ

ところで、世の中の招き猫は、右手か左手のどちらかを挙げています。右手を挙げる招き猫はお金を招く、左手の場合は人を招く、なんて言われたりします。
しかし、今戸神社の招き猫は、みんな右手を挙げています。なぜでしょうか?
「人が何かを招くとき、たいてい利き手を使うでしょう。来て欲しいものを招く、つまり人もお金も含めた福を招くという意味で、(日本人に多い利き手の)右手を挙げているんです」(市野智絵さん)。
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今戸神社は、浅草寺の北側、浅草でも観光客が比較的少ないエリアに鎮座します。
縁結び、招き猫以外にも、新撰組の沖田総司終焉の地であり、浅草名所七福神のひとつ(福禄寿)でもあります。
閑静な奥浅草散歩を楽しんでみてはいかがでしょうか?
名称:今戸神社
住所:東京都台東区今戸1-5-22
アクセス:東武スカイツリーライン・東京メトロ銀座線・都営浅草線・つくばエクスプレス浅草駅より徒歩15分。都営バス浅草より南千住行(甲)「浅草七丁目」下車徒歩5分(乙)「リバーサイドスポーツセンター」下車徒歩2分。台東区循環バス北めぐりん「リバーサイドスポーツセンター」下車徒歩2分。

電話:03-3872-2703

年中無休、参拝24時間可、社務所は9:00~17:00