エンタテインメントの街・浅草。

浅草寺の西側「奥山おまいりまち商店街」を通りかかると、昔懐かしい紙芝居に出会います。

極上のショーを最大限に楽しむ8つの方法をお教えしましょう!

一、拍子木の音に集まるべし

チャンチャンチャン!

rDSC00860

拍子木が響き渡ると、大道芸人・源吾朗(げんごろう)さんの紙芝居が始まります。

舞台は愛車の 「黄金丸号」 。

rDSC00765

できるだけ近くの特等席に、いち早く陣取りましょう。

一、立て板に水の口上に聴き入るべし

「連続冒険空想科学大活劇黄金バット、怪タンク出現の巻であります」

rDSC00778

なめらかな口上に、観客からは「おおっ」と声が上がります。

源吾朗さんはこの道35年以上の大ベテラン。すばらしい語り口で、物語を聞かせてくれます。

rDSC00881

この日のお話しはご存じ「黄金バット」。源吾朗さんの十八番です。

一、顔芸を見逃すべからず

世界観光団を乗せ大海原を行く「ハピネス号」。ヒロインのマリちゃんの目の前で、突然海面が盛り上がる!

「なんだあれは!」と顔で語る源さん。

rDSC00784

でたあああ!悪役・怪タンク!!!

rDSC00795

大変であります!マリちゃんが怪タンクにさらわれました!!

rDSC00807a

「たすけてー、たすけてー」と、カナリアのような(?)悲鳴で少女を演じる源さん。

一、ギャグにはすかさず反応すべし

怪タンクによって、捕らわれの身となってしまったマリちゃん。

引き続き、マリちゃんを演じる源吾朗さん。

rDSC00801

「やめてー、ダメよダメダメ~」

観客は一瞬、「ん?」

「ダメよダメダメ~」

rDSC00809

源吾朗さん、懇親のギャグが炸裂しました! どっと場が盛り上がります。

「古い?? ウケてよかったあ~」

一、ハイテク紙芝居は全力で盛り上げるべし

かと思えば一転、「ハハハッハッハ、ハッハッハッッハハ」と高笑いが!!

rDSC00821b

黄金バットの登場!!! ここからが最大の見せ場です。

rDSC00836

これぞ、源さん考案の「3D紙芝居」。

3d2

これが出たら、「いよっ!げんころう!」「待ってました!」「にっぽんいち!!」と大向こう(かけ声)で盛り上げましょう。

一、Don’t Be Shy(恥ずかしがらないで)

大道芸の最初の一人の観客になるのって、ちょっと気後れしてしまいます。

熱演に引きつけられた通行人が、ひとり、ふたりと足を止めます。

rDSC00792

どうせ、人だかりができるんです。

rDSC00853

早く立ち止まって観たほうが得です。

一、笑いと感動の分だけ投げ銭をはずむべし

源吾朗さんの紙芝居に、決まった木戸銭はありません。

rDSC00857

投げ銭でお代を払うエンターテインメントショー。金額は楽しんだ分を、財布の余裕から。

おっ!お札もたくさん入っています。

一、2回目からは馴染みのつもり出会うべし

源吾朗さんに会えるのは、奥山おまいりまち商店街。浅草寺の境内から出てすぐのところです。

ご覧の通り表情豊かで、気さくな源吾朗さん。

1回観たら次からは、「源さん、また来たよ」なんて馴染み客になりきっても、きっと温かく迎えてくれます。

源さんの紙芝居、雨が降っていなければ、土日祝日には高い確率で観られます。

天気がよければ、平日にも会えることも。

浅草に来たら、奥山おまいりまち商店街と源さんの紙芝居は外せません。